法蔵寺では、2年に1回を目標に
お檀家さん、ご縁の方々をお誘いし、
各地の本山や名所を
お坊さんと一緒にめぐる旅
団参(さんさん=団体参拝)を行っています。
今年は
長野にある本山、善光寺が
7年に1度行われる
前立本尊(まえだちほんぞん)ご開帳
の年にあたるので、
長野方面の名所とともに参拝いたしました。
参考 : 法蔵寺団参ツアーへのお誘い!
↑ご開帳の始まるセレモニーの様子です!
日程は、5月23・24日の土日でした。
参考:日程表・募集のチラシ
5月31日までがご開帳とのことだったのでお
想像通り、とっても混んでいました(^^;
↑御柱です。触れるのに2時間待ちです・・・
↑善光寺をお守りしている浄土宗大本山「善光寺大本願」にもお参りしました。
しかし、住職のご縁で
善光寺宿坊の一つ、
玉照院(ぎょくしょういん)さんに案内していただき、
なんと、3時間待ちのお参り行列を横目に
その前の内々陣と呼ばれる
ご開帳されている前立本尊に
わずか3メートルのところでお参りさせていただきました。
↑今回案内していただいた山野井住職です。
案内いただいた玉照院のご住職、
山野井上人のお話ですと、
善光寺のご本尊は「絶対秘仏(ぜったいひぶつ)」で
数百年間、お守りしている僧侶もみることはできないそうです。
絶対秘仏はありがたいのですが、
どうも拝む対象がほしい!
と私たちは思います。
そこで作られたのが
前立本尊(まえだちほんぞん)です。
この前立本尊も
ありがたいあまり
いつか、7年に1度のご開帳となったそうです。
ただ、その1度のご開帳の時に
仏さまと直接ご縁をいただけるように
「善の綱(ぜんのつな)」と呼ばれる金糸が
仏様の手からずっと伸び
参道の真ん中に立つ「御柱(おんばしら)」につながります。
↑御柱です。約10メートルの高さがあります。
その御柱に触れることにより
仏様と直接ご縁をいただけるようになるそうです。
法蔵寺でも11月に行われる「十日十夜会(じゅにちじゅうやえ)」で
「御柱」と「善の綱」が張られます。
↑法蔵寺の御柱と善の綱です。10日間立っています。
いつから行われているかわかりませんが
善光寺と同じですね(^^)
いまは浄土宗と天台宗でお守りしている善光寺ですが、
〇〇宗という宗派はないそうです。
というのも、
いま我々が知っている〇〇宗などは
鎌倉時代前後にできた分類で
長野善光寺は、
それ以前に日本に伝来した仏様をご安置しているので
宗派がないそうです。
いろいろ勉強になり
たくさんのご利益をいただきました。
今回、お世話になった
玉照院ご住職、山野井上人には
深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
そして一行は、
次の目的地である、松本城へと向かいました。
団参旅行記、続く・・・・・
(2015.05.31)