あっというまに1月が終わり、
2月も節分をすぎました。
みなさま、豆まきはされましたか?
近年、季節行事がだんだん行われなくなっています。
宗教色だとか、そんな古いしきたりなんて・・・
など耳にしますが、
とても残念です。
古くからの行事は
成長をねがったり、あたらしい季節を歓迎したり
それぞれに意味があります。
知らず知らず日本人ならではの
情緒と心を養ってくれます。
ぜひ大切にし
少しでも下の世代に体験させてあげたいものです。
さて、先日は初午でした。
法蔵寺のある栃木県では名物? 『しもつかれ』
が作られます。
↑しもつかれの原料です。
できあがりの見た目や味が
作った方によって多少異なるので
ご近所どおしで、作った『しもつかれ』を
食べ比べたりします。
↑できあがりです。
この『しもつかれ』、
はじめて見る方からは
「え~食べ物なの?」
ときかれます。
でも食べてみると・・・・
ぜひ1度挑戦してみてください(^^)
桜が待ち遠しいですね。昨年の桜開花はこちら。
ところで、2月は仏教では『涅槃会(ねはんえ)』があります。
仏教を私たちに示してくださったのは「おしゃかさま」です。
「おしゃかさま」は約2500年前の方で、
多くの方に惜しまれながら、
80歳をもってこの世を去りました。
仏教では「死」は、
色々な苦しみを生み出す「身体」から離れる
つまり『苦』からの離脱する節目であり、
『涅槃(ねはん)』といいます。
「おしゃかさま」は
いよいよ最後のときに、
私たちに最後の教えを示してくださったので
『涅槃会』としてお祭りします。
2月15日が御当日です。
全国のお寺で
「おしゃかさま」の無くなるときの様子を描いた
『涅槃図(ねはんず)』を本堂にお飾ります。
法蔵寺でも『涅槃図』をお飾りします。
←畳の広さを比較すると大きさがわかります
大きな絵で
初めて見る方はびっくりします。
ぜひ1度お参りし、ゆっくりごらんください。
『涅槃図』は2月いっぱいお飾りしています。
(2016.02.10)