5月も末になりました。
境内はすっかり緑一色です。
近隣の農家の方々はこのところ忙しく仕事をされていましたが、
田んぼの作業もひと段落したようです。
整然と並ぶ水田の風景が、なんとも今の季節を実感させます。
日本列島の南部のほうは梅雨に入ったそうです。
日光市も近々入梅でしょう。
植物をはぐくむめ恵みの雨。
これはこれでありがたいものです。
さて、法蔵寺ではご法事など参詣者が来寺された際に
『和顔愛語(わげんあいご)』の話をします。
家族や近所のかたにはもちろんですが、
それに限らず、人と接する機会には
「笑顔で、優しい言葉で接しましょう」とお勧めします。
笑顔は人を和ませます。
優しい言葉は安心を与えます。
微笑んでいる人をみていきなり怒るひとはまずいません。
むしろこちらの微笑をみて、眉間のしわが緩むでしょう。
それをみたこちらも気持ちが暖かくなる。
これは幸せの連鎖です。
相手が怒っている顔をしているから
こちらも身構える。
相手が言葉がきついから、こちらも売り言葉に買い言葉。
言葉がきつくなる。
相手はもっと眉間にしわを寄せる。
これは不幸せな連鎖です。
たまに、見るからに幸せそうな方がいます。
それらの方々は、みんなと言っていいほど笑っています。
幸せ、充実しているから笑っている。
もしかしたら、微笑みが幸せを呼び込んでいるのかもしれません。
どちらにしても
まずは私から『和顔愛語』。
これが大切です(^^)
合掌
(2018.05.28)