先日、令和2年11月8日(日)
快晴の秋空の下、法蔵寺の住職交代の儀式である
『晋山式(しんざんしき)』が行われました。
仏教では
新住職就任のことを『晋山(しんざん)』といいます。
「晋」は”すすむ”
「山」は”お寺”
のことを表します。
新しい住職が、お寺にはいります
という意味になります。
晋山式当日の儀式の流れは
① お練り・・・新住職お披露目の行列です。
② 開門式・・・檀家様がお寺の門を開き、新住職を迎え入れます。(総代様が勤めます)
③ 歴代上人墓所参拝・・・歴代の住職様方に晋山式を報告します。
④ 堂内式・・・本堂内にて、住職就任の辞令伝達や先代住職から相伝の衣・過去帳などを引き継ぎます。
この度の儀式は、
檀家総代様はじめ晋山実行委員の方々、
栃木県の役職僧侶、法蔵寺の組付き合いをしている組寺僧侶様方、
それと住職の親戚にて執り行いました。
本来は、全檀家様に呼びかけて、
一人でも多くの方に見届けて頂きたかったのですが、
新型コロナウイルスの感染拡大が治まりを見せず、
やむを得ず小規模開催とさせていただきました。
一時期は中止や延期も考えられましたが、
いつ感染拡大が治まりを見せるか不透明であることから
開催に踏み切りました。
冒頭にも挙げましたが
天候に恵まれ、この時期にしては温暖で
思い切って開催し、よかったかなと思っております。
これから、新住職が皆さんにお世話になります。
少しでもお参りしやすいお寺、
親しみやすいお寺を目指して精進してまいります。
どうぞよろしくご指導、ご協力お願い申し上げます。
合掌
(2020.12.24)