よくあるご質問

法蔵寺に寄せられる「よくあるご質問」です。

歴史に関するご質問

法蔵寺は明治時代初年に起きた「戊辰(ぼしん)戦争」を後世に伝える重要な史跡です。小高い丘の上に位置する法蔵寺は、戦略上不利が生じる恐れがあると当時の官軍により焼き討ちにあっています。本堂脇の「カシノキ」は、丸焼けになったにもかかわらず、また芽吹き成長した貴重な遺蹟です。

現在は、戦争にも耐え復活したことから、「負けない」「逆境に勝つ」「復活」のご尊体『ご霊木』として伝えられています。

法蔵寺境内、赤門をくぐってすぐのところに、新田家一族の慰霊碑が建っています。江戸時代、徳川家により法蔵寺の移転があって以来、慰霊碑がない状態が続きましたが、令和6年に再建されました。

南朝方天皇に味方し敗れた新田一族。「逆賊」といわれ供養もされなかった時代が続きましたが、東日本を中心に、ひそかにその足跡が残っています。法蔵寺もその一つです。

当山は、明治時代に戊辰戦争で焼き討ちにあい、多くの貴重な寺宝が失われました。しかしながら戦火を逃れた仏菩薩がたくさん残り伝えられています。

主なものは、子授け子育て延命「地蔵尊」(無事成長・子宝地蔵)、病気平癒「如意輪観音」(なでほとけ・とげぬき観音)、勝運「八幡大菩薩」、水子供養「ねがい地蔵」などがあります。

ご本尊「阿弥陀如来」は、女人守護・女人厄除け・延命・五穀豊穣・現世守護に霊験があります。

その他にも、地域最古・最大の「庚申塔(こうしんとう)」(心の中の悪い虫を追い払う信仰)、苦しみなくお浄土へと導いてくれる「導き地蔵」などがあります。

境内・四季に関するご質問

法蔵寺は、浄土宗という鎌倉時代末期に法然上人が開かれた宗旨です。浄土宗は昔、松平親忠(まつだいらちかただ=徳川家康公の7代前の方)公により庇護されました。江戸時代になり、徳川家康公が時の浄土宗大僧正に深く帰依したこと、そして明智光秀が謀反を起こした際に、浄土宗の総本山知恩院が身をかくまい、「伊賀越え」を助け命を救ったことから、大変感謝され、徳川家葵(三つ葉葵)を浄土宗の宗紋として使用することが認められました。いまでも徳川家の菩提寺は、東京芝の増上寺となっています。

ちなみに、浄土宗の宗紋は、「三つ葉葵」のほかに「月影杏葉(つきかげぎょよう)」があります。

法蔵寺の鐘楼(しょうろう:釣り鐘)は、いつでもどなたでもいつでも撞くことができます。この鐘は特別に、多くの方の願いを素材に記し、溶かし込んで作ってあります。撞くことで大きな功徳が積めます。

毎年、12月31日大晦日午後11時半より『除夜の鐘』を開催。参詣者すべての方に撞いていただいております。また毎年8月16日には、「ユネスコの平和の鐘」が、同じく8月上旬には新日本女性の会主催「平和の鐘」が開催されています。どなたでも参加可能です。ぜひご参加ください。

年中行事に関するご質問

法蔵寺の行事は、「さくらまつり」「雅楽演奏会」、その他すべての行事に、入場料をはじめ料金はかかりません。また法蔵寺の檀家・信徒でなくても参加できます。ぜひお気軽にお越しください。

駐車場は、境内に広くご用意しております。ぜひお誘いあわせの上お参りください。

「さくらまつり・桜と雅楽」は毎年4月第1日曜日(※1)に開催しています。また「秋の雅楽演奏会」は10月第1日曜日(※2)に開催しています。詳しい情報は、当ホームページの「おしらせ」に掲載するほか、法蔵寺公式Lineでも情報を発信しております。

桜の開花状況も、上記同様情報発信しております。またライトアップは、桜の時期、紅葉の時期に行っております。(ライトアップ実施:日没頃~20時。雨天中止)

※1 第1日曜日が早い年は、桜の開花が間に合わないため第2日曜に開催します。
※2 秋は行事等の関係で、第2日曜に開催されることもあります。

もちろん参加可能です。ぜひ多くの行事にご参加いただき、仏教を感じ、心安らかになっていただければ幸いです。一人でも多くの方に足を運んでいただくことが、法蔵寺の喜びです。行事案内は「法蔵寺公式Lineで受け取ることができます。

新年最初の法要「修正会(しゅしょうえ)」が、除夜の鐘開催中、日付がかわって午前0時になると行われます。その時に、本堂内でご参列された方に「観音札」が無料で配られます。法蔵寺の檀家様でなくても、お参りの方はどなたでもお受けすることができます。
また、子授け子育て延命「地蔵尊」お札(1体300円)が頒布されます。新年限定ですので、ぜひお受けください。

永代供養・葬儀法要・墓地・納骨等に関するご質問

いつでもご依頼をお受けいたします。檀家様や信徒様でなくてもご依頼いただけます。
葬儀には、以下の様式がございます。

  1. お通夜・葬儀式を行う「二日葬」
  2. 一日で葬儀式を行う「一日葬」
  3. 火葬場の炉前で読経する「火葬式」
  4. 火葬を済ませ、お骨になった状態で葬儀式を行う「骨葬式」

規模の大小や戒名の要不要もあります。ご相談いただければ最良の方法をご提案します。気になるお布施も相談に応じます。まずはお声がけください。

仏壇や位牌は、新たに祀る際には「入魂開眼(にゅうこんかいげん)」を行い魂を入れます。お檀家様でなくてもご依頼を承ります。
最近では菩提寺を持たない方が増えています。葬儀やその後のご供養が気になり、悩まれている方も多数いらっしゃることでしょう。いつでもご相談ください。

「墓じまい」は先祖様に感謝の気持ちを伝え、墓所から魂を抜く儀式をいたします。お布施として一律10万円をお納めしていただいております。墓地の解体にかかる石材店等に支払う費用は別途必要になります。
ちなみに「仏壇じまい」というものもあります。実家や空き家に仏壇や先祖様の位牌がそのままになっているケースがあります。その場合には「仏壇じまい」の儀式をして、仏壇を整理します。御当家で必要なもの以外の位牌や仏像、縁起物等はお寺でお預かりし、後にお焚き上げして供養します。お布施として一律5万円お納めいただいております。仏壇は業者等に依頼し、処分してもらうことになります。(別途料金が必要でしょう)様々なケースが考えられます。いつでもご相談ください。

永代供養は、以下の契約です。

  • お墓の維持管理
  • 亡くなられた方への供養をお寺に委託する

契約時に詳しくご説明いたしますが、葬儀の費用は含まれておりません。葬儀はどのような形であっても必ず行うようにお伝えしています。葬儀の費用(お寺へのお布施)は、不安がないように契約時規定であらかじめ定額でご提示します。

遠方ご家族とよく話し合い、今後お墓の管理が困難ということであれば、永代供養をお勧めします。
永代供養についてよく説明を聞き、ご納得の上ご契約をし「墓じまい」「仏壇じまい」をいたします。「仏壇じまい」は、後々でも構いません。

現在ご健在の方がお墓や仏壇を護ることができても、その次の代が護ることが難しいというケースが増えてきています。その際は、家族や娘様(又は息子様)を含めてよく話し合い、今後のことを決めておくという事が、のちの心配を減らすことになります。
「家族に迷惑をかけたくない」と思っている方は、自身の葬儀にかかる費用ばかりでなく、お墓や仏壇のことをしっかりきめておくことが、何より家族の安心になります

法蔵寺の永代供養には、永代供養堂「法和殿」・合祀納骨堂「慈恩堂」・「樹木葬」など様々な供養の形をご用意していますが、どの形態にしても、「御当家のお墓」として扱うことができます。つまり、従来のお墓のように、お彼岸やお盆にお参りをしたり、塔婆を建てたりすることができます。
お墓を建てる費用の何分の1かでご契約できますので、ぜひ永代供養をお勧めします。

この場合、ご先祖様とご自身が一緒に永代供養となるご契約をいたします。
墓所については「墓じまい」をし、ご遺骨を永代供養にご移動します。また仏壇に関しては、ご自身が元気なうちはそのままにしておきたいという方が多いので、しばらくはそのままにし、後年「仏壇じまい」をいたします。ご先祖様とご自身は、一緒に祀られることになります。ご安心ください。
それぞれの方に、様々なご事情・ご状況があるかと思います。ご遠慮なく法蔵寺にご相談ください。

もちろん可能です。東京やその他の地方の方からも、法蔵寺永代供養をご希望されています。規約を守っていただければどなたでもご契約はできます。

どなたでもご契約可能です。永代供養に関しては、法蔵寺の檀家・信徒でない方がほとんどです。ご契約後も従来の檀家や信徒としての「しばり」(おつきあい)はございませんのでご安心ください。

※お寺の新聞「寺報」などは、ご縁としてご提供します。

ご契約をされている方は、葬儀をしてくれる家族親族がいない場合、法蔵寺で、斎場と本堂を利用し葬儀をいたします。葬儀をしてくれる人がいない旨を、あらかじめ市役所(区役所・村役場など)に相談の上知らせしておき、いざというときに法蔵寺に連絡がいくようにしておきます。
葬儀にまつわる費用(葬儀お布施・戒名料など)は事前にお納めいただくとスムーズかと存じます。いつでもご相談ください。

ご自身が身寄りがなく、家族親族もいない場合、その旨をあらかじめ「役所」(市役所など)に相談の上お知らせしておきます。法蔵寺に永代供養のご契約をしている方は、法蔵寺に連絡がいくようにしておくと良いでしょう。

可能です。ご兄弟や親族がいらっしゃる場合、それらの了承を得た上で、永代供養のご契約ください。
同時に、「仏壇じまい」「墓じまい」が必要な場合も、ご相談に応じます。

雅楽に関するご質問

雅楽の演奏披露は年に2回行っておりますが、いづれも予約はいりません。無料開催ですので鑑賞に関して料金不要です。演奏会それぞれに、『開運がらまき』や『お楽しみ抽選会』が行われるので、ぜひ楽しみにいらしてください。

車でも大丈夫です。法蔵寺境内には広大な駐車場があります。お気をつけていらしてください。

雅楽の経験がある方はなかなかいらっしゃいません。雅楽初心者、音楽や楽器未経験者でも大丈夫です。年齢や性別を問わないところも雅楽の良いところです。若い方ですと小学生、御年輩ですと80歳をこえて演奏される方もいらっしゃいます。ぜひ一緒に雅楽をやりましょう。

のりがおか雅楽会に、練習管(樹脂製の安価な管)をご用意しております。もしご自身で揃えたいという場合は、インターネットなどでも入手可能です。樹脂製ですと龍笛・篳篥は数千円から手に入ります。
鳳笙(ほうしょう:笙)は、練習管でも高価(10万円以上)ですので、会に貸し出し用をご用意しています。

その他のご質問

法蔵寺は現在29代目の住職です。開創が室町時代ですので、700年近く継承されています。

写真や人形・身に付けていたものなど、思いを込めたもの、込もったものは「思いは宿る」といいますので、供養したうえで処分することをお勧めします。
法蔵寺では、縁起物や仏具の浄焚供養(じょうぼんくよう:お焚き上げ)を行っております。当ホームページの「人形供養等」のページから詳細をご確認ください。

※法蔵寺檀家の方は、浄焚供養は基本無料です。
※燃えないもの、燃やせないものは受付できません(例:ガラス、金属など)

御朱印はございます。赤門朱印、季節朱印、切り絵朱印、限定朱印などいくつかご用意しております。
ご志納金は500円~になります。

可能です。法蔵寺では多くの方とご縁を結び、そのご縁から更に多くのご縁につながることを喜びとしています。お申し出があれば、行事の際に作品を展示したり、イベントの際に販売したりすることが可能です。
なお、これまで絵画、書道、絵手紙、写真、木目込み人形、手作り人形などの展示・販売、ピアノ演奏、チェロ演奏、合唱、歴史講演、むかしかたり、などの披露のお申し出がありました。
ぜひお申し出ください。

法蔵寺29代目住職は「薬剤師」です。住職に就任する前に、20年以上病院や薬局で薬の経験を積んでいました。住職になるにあたり、これまでの経験を活かし貢献できないかと「中医薬漢方 真命庵」を開店しました。病院などの一般的な薬・医療はもちろん詳しいですが、もともと漢方が専門で、得意分野は「中医学」です。一般的な漢方ではなく、その人の体質を見極め、改善する漢方が専門です。漢方薬も中国漢方を多く使用します。料金も安価~高価まで相談の上でお薬を考えます。ぜひお気軽にお声がけください。

何も必要ありません。「写経・写仏をして心を整えたい」という気持ちだけご用意ください。
写経・写仏は正座または椅子席を選んでいただけます。申し込み時にご希望をお伝えください。

現代はストレス社会といわれ、何をするにも心が擦り減ります。誰かに話すことで心が軽くなるということもあります。いつでもお声がけいただき、思いのたけを吐き出してください。仏教のアドバイスで少し気持ちがほぐれることもあるでしょう。

法蔵寺で法話をする機会は、年間行事(ご法要)のときです。その他はご希望がある際にはいつでもいたします。ご希望をお伝えください。
なお、当ホームページからリンクしています「住職のことば」(Facebook)に不定期に法話を上げていますので、そちらもご覧ください。

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